インドの根源

問題は、現地係員だ。

ネパールで充実した3日間を送り、インドに戻る日がやってきた。

そう、問題は、エスティー・ワールドが現地対応を丸投げしているUnited Travel Serviceから派遣されてくる現地係員なのだ。
デリーに戻った後のホテルは、既にカトマンズのホテルからiPhoneで、インターコンチネンタルをネット予約してあるので、全く心配はなかった。(もちろん自腹)
カトマンズに着いた時と同じで、デリーの空港に迎えにくる係員に、ホテルを変える旨伝えるだけで、多少ゴネるだけだろう。

ただ、今回は世界遺産タジ・マハールへのオプションツアーを2日目に設定していたのが、気になっていた。
もし、いや、おそらく、係員は最悪に違いない。
しかも、そのツアーは朝出発してクルマで移動する丸一日がかりのツアー。
最悪な係員と過ごす1日を想像すると、気が重くなった。

最悪、ツアーはキャンセルしてもいい。

それが結論だった。


インディアン航空の乗務員のホスピタリティーのかけらも感じない冷たい接客と最悪な機内食

カトマンズでの素晴らしかった3日間と対照的な体験。

やはり、インドには二度と来たくない。

そう思った。

着陸後の出来事が更にそんな気持ちを助長した。


デリー空港に着陸した時の事だ。

行列をするのが大嫌いなので、飛行機を降りるのは乗客の中で最後になる事が多い。

ターミナルに向かうシャトルに乗ると、乗っているのは、機中で具合が悪くなった女性とその家族、キャビンアテンダント4名だけだった。
沈黙する家族。しゃべりまくるキャビアテンダント。そして我々。
熱い車中。

ターミナル近くの降車地点に付くと、キャビンアテンダントのひとりが怒り出した。
インド語は分からないが、相当汚い言葉で罵っているのが分かった。
シャトルのドライバーに向かって、彼女が激しい口調で叫んでいる。
ドアを開けるタイミングが遅れた事について、ドライバーを非難しているのだ。

カースト

そう、ドライバーの階級は、間違いなくキャビンアテンダントの彼女より下。
差別意識をあらわにした彼女の態度で、インドに戻った事を実感した。

カーストが、この国の根源であり、この国を歪めている。

改めて実感した。

ガンジーは、変えようとしたかもしれないが、何も変わっちゃいない。

それが、この国の経済、政治、国民性を支配している。

パキスタンとの劣悪な関係も、インド独立の時と同じ。

何も変わらないし、変われない。

それがインド。



ターミナルを出ると、現地係員が近づいて来た。

さて、仕事だ。。。



>次回へつづく。




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ネット予約に救われる

“ネパールには期待出来るかも知れない。。。”

カトマンズに向かう機中で、そう思った。

機内食が美味しい。
そして、今でも思い出すと可笑しいのだけど、乗客全体が夢中で食べているのが明らかに分かった。
“しょうがないから食べてる”という空気が流れているのが、飛行機の機内食
ところが、乗客全員、人種を問わず、夢中で食べてるのだ。
今回の旅行の機内食では、ベストだったと言える。

なんで、食事で分かるの?

と聞かれるかも知れないが、経験上の直感としか言いようがない。
実際にカトマンズで過ごした3日間は、素晴らしい物になった。

何故なら。。。

ネット予約したカトマンズHotel Mallaでのチェックイン以降インドに戻るまで、エスティー・ワールドの現地係員には、一切接触しなかったからだ。

カトマンズ空港で、現地係員のクルマに乗り込むなり、自分で予約したHotel Mallaにチェックインしたい旨を伝えた。
当然、不愉快な顔をする係員。


係員:エスティー・ワールドは、ツアーで設定されたホテルのキャンセル料は払わないけど、それでもいいのか?
私:まったく問題ない。それでいい。(あんなホテルはごめんだ)

係員:どうやってHotel Mallaを予約した?
私:インターネットで。(正確には、iPhoneでね)


そんなやり取りの後、係員は諦めたらしく、ドライバーにHotel Mallaに向かうよう指示をしたようだった。
空港を出て20分ほど走ると、ホテルに到着。


係員:私がチェックインの手続きするので、待ってください。
私:分かりました。(うざい、自分でやるのに。)


係員は、ホテルと付き合いがあるので、宿泊代のディスカウント交渉が出来るらしい。
まあ、それなら良いかと思い、チェックインを任せてみた。

その直後の事だ。

ウェルカムドリンクを飲みながらソファーで待つ私の所に来ると、係員が言った。

“予約出来てないみたいです。”

そんな筈はない。
ちゃんと、サイト上で予約が受け付けられた事は、確認してるのだから。

フロントデスクに行く私。同じく係員もフロントデスクに。
係員が何やら現地語でフロントに話し始めた。


と、その時。


1枚のプリントアウトらしき紙をフロントが差し出した。

ホテル側のネット予約システムが、私の予約を受け付けた際に記録されたデータのプリントアウトだった。

思わず、“そう、これこれ!”と私。

たじろぐ係員。
それでも、何やら現地語でフロントに話す係員。
彼の話に半ば耳を貸さないフロント。

チェックイン手続きの用紙への記入を手早く済ます私。

それでも執拗に、記入項目について説明してくる係員。
うざい。そんな事は、こっちは分かっているのだ。

クレジットカードをフロントに提示。

ようやく、係員は介入を諦めたようだった。


iPhone、そしてネットの力に感謝!


チェックインを終えると、フロントのスタッフ(おそらくマネージャー)が話しかけて来た。


彼:どうやって当ホテルを見つけられましたか?
私:インターネットで検索して、ホテルの予約サイトで予約したのです。
彼:予約のコンファメーションメールが届かなかったようで、申し訳ありません。
私:確かにコンファメーションメールは届かなかったけど、サイト上で予約出来たのは確認してたので信じてましたよ、予約出来てるはずだと。
彼:そうですか。でも、御迷惑をおかけしたのは事実ですし、この事は社長に報告させていただきます。
私:分かりました。
彼:あと、ご滞在中に、もし他にも何かお気づきの点、不備な点などありましたら、どうぞ社長にお伝えください。午後からは、こちらに参りまして、夕方までオフィスにおりますので。
私:分かりました。ありがとう。


Hotel Mallaを選んで良かった、とつくづく思った。
そして、カトマンズでの3日間の滞在も素晴らしいものになるに違いない。
それはもう、直感ではなく確信に変っていた。

まずは、ひと安心。


ただ。。。


あとひとつ仕事が残っていた。

インドに戻った時のホテルの予約だ。

あの“血の付いたタオル”のホテルには、絶対戻りたくないのだから。



>次回へつづく。




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あり得ない現地係員

最低の部屋で眠れない夜を過ごした翌日、我々はネパールのカトマンズに向かう事になっていた。ツアーで設定されたホテルは、ニューデリーと同じくネットで検索しても殆ど情報は見つからない。もう確信していた。間違いなく、“血の付いたタオル”が出て来るような最低のホテルに違いない。
自前のiPhoneでホテルの部屋から自費で電話してホテルのキャンセル変更について問い合わせた時の、東京のエスティー・ワールドの担当者の回答は、

“現地の事は関知しない。現地委託の旅行代理店に聞いて下さい。以上”

無理。。。

このヒトたちは、何もしない。
ツアーは現地に丸投げ。
ホテルの視察もおざなり。
現地係員の接客や日本語レベルのチェックもおざなり。

分かった。

つまりこういう事だ。

1円でも(ルピーですね、彼等は)多く儲けが欲しい現地代理店は、エスティー・ワールドの丸投げをいい事に、荒れたエリアにある最低のホテルを設定。
そんな事を知らない日本人ツアー客は、現地で初めて分かって泣き寝入りをするか、クレームをしても誠意のない対応を聞いて、せっかくの旅行を台無しにしたまま、帰国日まで“血の付いたタオルと最低の部屋”に我慢するだけ。

帰国後にエスティー・ワールドにクレームしても、何ら誠意のある対応は期待出来ないだろう。。。

安いツアーなのは、確かだ。
でも、全てがひどすぎる。
思い返せば、成田でのエスティー・ワールドの接客もひどいモノだった。


自分でやるしかない。

自腹を切っても、“血の付いたタオル”のある最低のホテルには、泊まりたくない。
ネットで明日からのカトマンズの3泊、自分でホテルを確保しなければ、ネパール旅行を棒に振る事になる。

そう決めたら、出来る事はひとつ。
安心して眠れるベッドのある、まともなホテルの確保。

旅行ガイドの中から、良さそうなホテル(どう考えても、“血の付いたタオル”など置いていないホテルだ。)を探す。
これだ!ロケーションも良いし、料金もそこそこ。

Hotel Malla

ここならカトマンズの3泊を快適に過ごせるに違いない。
(実際、古いけど素晴らしいホテルだった。)

予約も完了して、gmailのアドレスに届いた予約確認メールも確認。


さて、ニューデリーでのチェックアウト。

身長が2メートル近くある社長が睨みを利かすロビーで、手続きを待つ。
現地係員が、例によって変な日本語で話しかけて来た。

係員:アサゴハンタベマチタカ?
私:いいえ。(こんなホテルの食事なぞ、食べる気にはなれない)
係員:マダタベラレマスヨ、ドウゾ、タベテクダサイ。
私:いいえ、食べたくないんで。(うざい)

すると。。。

係員:カトマンズノアト、インドモドリマスネ、コノホテルトマリマスネ。スーツケースオイテイキマスカ?

はあ???
あり得ない。
何を言っているのだ。
3泊するカトマンズにスーツケース無しで行く訳ないだろう。
しかも、こんな最低のホテルに自分たちの荷物を預ける訳がない。

当然、断る。

係員、露骨に嫌な顔。

横のソファーに座って、そのやり取りを凝視していたホテル社長、怒り顔で立ち上がると、我々の目の前で手に持っていたゴミを開放したエントランスから道に投げ捨て、奥に引っ込んだ。

最悪。

やはり最悪。

二度とこのホテルには戻るまい。

路上生活するカースト制度の最下級にも属さないアチュートという不可触賎民のヒトたち、信号待ちする我々の乗ったクルマのガラス越しに執拗に物乞いする彼等、誇り舞う道路、相変わらずけたたましくクラクションを鳴らし続けるクルマたち。

カトマンズの新しいホテルに落ち着いたら、まずしなければいけない事は、3日後にニューデリーに戻った時のホテルの予約だ。”

空港に向かうタクシーに揺られながら、そう思った。

インドでは、最悪な体験をしたし、この国は二度と来たくないと思ってしまった。

ネパールの3泊は、楽しみたい。

旅行を楽しむ為に、対価を払った旅行代理店が何の役にも立たない事が分かったからには、自分で旅行を作り直すしかないのだ。

意地でもネパールでの3泊を楽しもう。
この際、自腹も覚悟だ。

“血の付いたタオル”を置いたホテルなんかには二度とお目にかかりたくない。

ガンジー国際空港を発った飛行機は、カトマンズに向かった。


>次回へつづく。





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血の付いたバスタオル

もう2度とインドには行きたくないし、エスティー・ワールド開催のツアーは御免だ、ホテルの部屋で血の沁み付いたバスタオルを見た時、心からそう思った。

予てから興味のあったインドとネパール8日間のツアーで成田を出発したのは、夏休みが始まる少し前の7月12日の事だった。デリー(インドの宿泊地)、カトマンズ(ネパールの宿泊地)共に、ホテルの情報が非常に少ない事が心に引っ掛かっていた。安価なツアーなので、ホテルの格はそれなりのモノだと割り切ってはいたものの、やはり気になる。代理店のエスティー・ワールドからも特に詳しい情報は無かったので、ネットで検索してみた。もちろん、ホテルの公式サイトなど存在しなかった。ネット上に存在するのは、ホテル予約サイトの最小限の情報とユーザーレビューらしき記事のみ。そもそもこれが伏線だった。

このツアーは、エスティー・ワールド社がユナイテッド・トラベル・サービス(United Travel Service)という現地(インドのデリー)旅行代理店にコーディネートを委託したものだ。推測ではあるが、おそらくエスティー・ワールド社がユナイテッド・トラベル・サービス社に、所謂“丸投げ”しているのだろう。当然、ユナイテッド・トラベル・サービス社側は、一銭でも利益を上げたいので、最低レベルのホテルを手配。エスティー・ワールド社のスタッフも“現地視察”を行ったそうだが、事実や問題点が正しく認識されたかどうかは疑わしい。視察逃れの事実隠蔽や虚偽などいくらでも出来るし、旅行中の体験で痛感したインドの国民性や民度から考えても、“現地視察”が形式的な物に過ぎず、何の問題認識もされずにツアーは商品化されたに違いない。“現地視察”でホテルを訪れたエスティー・ワールド社員は、虚偽に満ちたホテル側とユナイテッド・トラベル・サービス社からのプレセンテーションを鵜呑みにして視察は短時間で終了、その後は会社の経費で予約した5つ星ホテルにチェックイン、数日後に帰国、上司に視察の結果を報告して、上司も承認。おそらくそんな流れだろう。

デリーのホテルは、Hotel Royal Residency。

ある予約サイトのページ(海外のサイトもあるけど、ここは日本語サイトなので分かり易いかと思います)
http://www.channels.nl/74172b-ja.html

デリーの中でも5つ星ホテルがあるエリアとは全く別世界、中心地から離れたKarol Baghという荒れたエリアに、このホテルは位置する。空港を出てから、夥しい数の歩行者、けたたましくクラクションを鳴らし続けるバイクや車、カースト最下層にも属せないアチュート(不可触賤民)の人々が路上生活するエリアなどを経由してホテルに到着。エントランスを入ると大柄で柄の悪そうな人物がフロント前のソファーに座って睨みを利かせている。後から分かったのだが、この人物こそHotel Royal Residencyの社長だったのだ。社長が社長ならスタッフもスタッフだ。ベルボーイは、あからさまに不快な顔をしてバゲッジを部屋まで運び、設備の説明をして部屋を出て行った。帰国後に改めて上記サイトにあるホテル設備を見て、唖然とした。

                                                            • 以下引用

館内設備

総合
レストラン, フロント24時間対応, 新聞, テラス, バリアフリールーム/設備, 無料駐車場, エレベーター, エクスプレス・チェックイン/チェックアウト, セーフティボックス, 係員付駐車場, ヒーター, 荷物預かり, , 駐車場(有料)

サービス
ルームサービス, 会議/パーティ設備, エアポートシャトル, ビジネスセンター, ランドリー, ドライクリーニング, 朝食ルームサービス, アイロンサービス, ブライダルスイート, インターネットサービス, 両替, 靴磨き, レンタカー, ツアーデスク, FAX/コピー, チケットサービス, WI-FI/無線LAN

                                                              • -

笑わせないで欲しい。

新聞?バリアフリールーム?インターネットサービス?エアポートシャトル?レンタカー?ツアーデスク?FAX/コピー?チケットサービス?WI-FI/無線LAN

そんなもの有りやしない。

部屋でiPhoneでネットワークを検索したが、WI-FIの影も形も無かったし、そもそもデリーの地図すら置いてない。ツアーデスクなんてある訳がない。

トイレ汚い。。。安いツアーだからしょうがないか。。。
バス汚い。。。安いツアーだからしょうがないか。。。
冷蔵庫動かない。。。オーケー、安いツアーだからしょうがないか。。。
クーラー。。。一応、動いているか。。。

シーツ汚い。。。洗っていないかも。これじゃ眠る気になれない。。。

バスタオル。。。汚い感じ

めくってみる。

う。。。



血だ。。。血の沁み。。。



もう無理だった。

完全にこのホテルに宿泊するのは無理。

しかもあと2泊も。


iPhoneで東京のエスティー・ワールドに電話。ツアーの担当者にホテルを替えたい旨伝えると。。。

“現地代理店に問い合わせてください。こちらでは対応出来ません。”

出た。。。

これか。


チェックイン後しばらくは静かに稼働していたクーラーだったが、その頃になると相当耳障りなノイズを出していた。

ベッドが汚い上に、うるさい。

結局、朝までまともな睡眠は取れなかった。


最低最悪なツアーの本格的な始まりだった。


>次回へ続く。




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